2014-09-19

30年30枚 ロック、ポップスその他編



さる5日、BURRN!誌が30周年を迎え、ページを大増量したぶ厚い記念号を刊行しました。

どの企画もとても興味深く、また、様々な感慨を交えながら読んだのですけど(なんと言っても、わたしもB!誌と20年近くを並走してきたのですから…)、いちばん繰り返し読んでいるのが「この30年、この30枚」なる企画。どの選者の30枚も、「順当」と「意外」が入り乱れていていながら、その人らしさが浮かび上がってくるのがとても面白いのです。

そして、「30年30枚」をやりだすひとが、ちらほらとわたしのまわりにも現れてきました。(この後、さらに増えました) そこで、わたしもやってみることにしたのですけど、ジャンルレスに取り出したメモの時点で300枚近くになってしまい、これはムリだとあきらめました。で、とりあえず、HM/HR以外でパッと思いついた30枚を並べてFacebookにアップしたのですけど、振り返ってみると性急にすぎたようです。

というわけで、何枚か差し替え、これをもって「30年30枚 ロック、ポップス、その他編」とします。
何をして「HM/HR以外」とするのか、かなり迷ったものもあるのですけど、まあ別にいいでしょう。

基本方針は、「見栄張らない」と「これからもかなり聴くであろう作品を選ぶ」でしょうか。

なお、順番はアルファベット順→五十音順となってます。
ビデオのリンクも貼っておきました。
たいてい公式のものですが、非公式のものも。
リンク先が消えていても、そこは仕方なしということで。


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ALL ABOUT EVE
Scarlet And Other Stories (1989)

イングランドに咲いた繊細可憐な一輪の花、ALL ABOUT EVEの2nd。ジュリアンヌ・リーガンの歌声が、ただひたすら美しい。人脈的にニューウェイヴに分類されたり、音楽的にプログレ方面から支持を得たり、女声ヴォーカル・ゴシックの始祖のひとつとされたりと、ジャンル分け不可能なところが負い目となったのか、活動期間は短かった。しかし、深い憂いを湛えたメロディの瑞々しさは、永遠に色褪せない。
Official MV "December"


BAD RELIGION
New Maps Of Hell (2007)

アメリカの正しいパンクス、BAD RELIGIONの14th。「メロコア」の始祖と言うべき存在。歌唱も演奏も安定感抜群なので、メタル耳がいちばんとっつきやすいパンクだと思う。本作は、彼らならではの「うらぶれた哀愁のメロディ」がもっとも顕著な作品ではないのか。初めて"Honest Goodbye"を聴いたとき、あまりの不意打ちに涙が溢れた。今でも聴くと泣く。
Official MV "New Dark Ages"


BOWES & MORLEY
Moving Swiftly Along (2002)

ブリティッシュ・ハードロック最後の砦、THUNDER解散後にダニーとルークが結成したBOWES & MORLEYの1st。わたしがもっとも愛するアルバムのひとつ。本作はハードロックではなく、都会的で洒脱なアレンジのきいた、ジャジーでメロディアスな大人のロック。2ndも同様に素晴らしい。ルークのソングライティングが冴えに冴えており、歌詞も短篇小説のような完成度の高さ。ライブも最高だった…。
Unofficial "Hypnotized"


BUCK-TICK
夢見る宇宙 (2012)

日本が誇る不老不死伝説(?)、BUCK-TICKの17th。かつてブログにも書いたように、わたしはこのアルバムでようやく彼らに出会うことができた。結成25周年(当時)とは思えない、瑞々しい躍動感に満ちた楽曲の数々には、ただただ惚れ惚れするほかない。今年リリースされた最新作も素晴らしいのだけど、よりコンパクトにまとまった本作を採った。タイトル・トラックのコズミックなスケール感がまた素晴らしい。金色の宇宙が目に浮かぶ。


David Bowie
Reality (2003)

ロック史上最高の芸術家、デヴィッド・ボウイの25th(数え方次第では23rd)。80年代中盤から90年代中盤まではやや迷走感があるものの、『Earthling』(1997)以降は見事としか言いようがない。昨年突如リリースされた『The Next Day』と迷ったけど、とうとうライブを観ることができた本作のツアーの想い出のため、こちらを採る。タイトル曲の若々しさがまた、開放的でいいのだ。やや陰鬱な前作(これも秀作)と対をなす。
Official MV "New Killer Star (live)"


Fairground Attraction
The First Of A Million Kisses (1988)

英国のアコースティック・ポップ・バンド、Fairground Attractionの唯一作。この世でもっとも愛するアルバムのひとつ。あまりに急な成功のためか、あっと言う間に解散してしまった。素朴でポップな音像には、遊ぶこどものような自然な多幸感が満ち溢れている。また一方で詩的かつミステリアスな雰囲気もあって、何度聴いても飽きない。春になると必ず聴く、不朽の名盤。
Official MV "Perfect"


FLOGGING MOLLY
Within A Mile Of Home (2004)

米国産アイリッシュ・パンク・バンド、FLOGGING MOLLYの3rd。デイヴ・キングの出自(FASTWAYでデビュー)は、もう言及する必要皆無だろう。パンクというより、正統派アイリッシュ・ロックがギネスとお祭り騒ぎ経由で結果的にパンキッシュになった、という感じか。フィドルやマンドリンといった生楽器の入れ方が絶妙で、やかましいワールド・ミュージックとも言えるかも。どのアルバムもよい。
Official MV "The Seven Deadly Sins (live)"


FOO FIGHTERS
The Colour And The Shape (1997)

当世アメリカン・ロックの覇者、FOO FIGHTERSの2nd。今でこそアメリカを代表するバンドになったけど、当初は「元NIRVANA」のデイヴ・グロールが始めた「パワー・ポップ・バンド」という感が強かった。(90年代後半はそうゆうバンドがゴロゴロいた) 本作はその筋の最高峰。ポップでキャッチーなメロディが次々と飛び出してくるのが気持ちいい。

Official MV "Monkey Wrench" "Everlong" "My Hero"


JELLYFISH
Spilt Milk (1993)

米国のポップ・マエストロ、JELLYFISHの2ndにして最終作。アメリカン・パワー・ポップ究極の名盤。随所に顔を見せる70年代フレーバー(とくにQUEENとKISSへのオマージュが濃厚)を、センチメンタルなノスタルジーにからめて極上のメロディに昇華する手腕には、ただただ脱帽。歌詞の韻までふまえて「すべてをメロディに」捧げている、狂気すれすれの作り込みようが凄まじい。これまたわが最愛のアルバムのひとつ。
Unofficial "New Mistake (live on TV show)"


Jesse Cook
The Rumba Foundation (2009)

カナダ人ギタリスト、ジェシー・クックの7th。たまたま「世界の車窓から」のBGMに使われているのを耳にして聴いてみたら、これが途轍もなく素晴らしかった。ニュー・フラメンコとかエスノ・ジャズといったジャンルになるのだろう。基本的にクラシック・ギターによるインストなのだけど、作風が幅広くて多彩。本作はとくにラテン風メロディが横溢していて、エキゾティックな詩情に浸れる。
Official MV "Bogota By Bus" "The Rumba Foundation Medley"


John Waite
When You Were Mine (1997)

元BABYS、元BAD ENGLISHの英国人シンガー、ジョン・ウェイトの6th。都会に生きる人びとの姿を、まるで短篇小説のように切り取って見せた本作は、英国的というより、ニューヨークの無国籍性を音にしたかのような乾いた詩情に満ちている。まるで、彼の声そのもののようだ。現代アメリカ文学(例えばカーヴァー)や、インディペンデント系の映画(例えば『バグダッド・カフェ』)が好きなひとに、ぜひ聴いてもらいたい。
Unofficial "When You Were Mine (live on TV show)"


Ken Peplowski Gypsy Jazz Band
Gypsy Lamento (2008)

アメリカ人ジャズ・クラリネット奏者、ケン・ペプロフスキーの企画もの。ジャンゴ・ラインハルトのカバーを中心に、タイトル通り「ジプシー・ジャズ」を聴かせてくれる。クラリネットとテナー・サックスが奏でるやわらかい音色が素晴らしくて、一発で虜になった。これも「世界の車窓から」で知った逸品。聴くたびにうっとりする。ソロ作に濃厚な「夜の雰囲気」もいいのだけど、より明瞭なメロディのあるこちらがお気に入り。
Unofficial "Topsy"


Lou Reed
The Raven (2003)

ボブ・ディランと並ぶロック史上最高の詩人、ルー・リードの事実上のソロ最終作。エドガー・アラン・ポーの詩『大鴉』に材を採ったコンセプト作で、思弁と官能、緊張と開放、寂寥と躍動、悲哀と歓喜が複雑に交差する、映画か長篇小説のような作品。『New York』その他の傑作ではなく本作を選んだのは、彼の文学性と音楽的キャリアの集大成と言える作品だから。ここには「アメリカ」が凝縮されている。
Unofficial "Vanishing Act"


MANIC STREET PREACHERS
Journal For Plague Lovers (2009)

ウェールズの雄、MANIC STREET PREACHERSの9th。1995年に失踪したギタリスト、リッチー・ジェイムスの遺稿を元に作詞をした結果、初期をも凌ぐ緊張感とささくれだった攻撃性があちこちで顔をのぞかせる作風となった。基本線はいつも通りにポップでキャッチーなのに、そこかしこに棘が、痛みがある。それでいて美しさを失わず、むしろ美を際立たせている。ジェームズ・ディーン・ブラッドフィールドは、もっとギタリストとして認知されるべき存在。
Unofficial "Peeled Apples (live on TV show)" "All Is Vanity (live)"

MANISH
Cheer! (1996)

国産ハード・ポップ・ユニット、MANISHの3rdにして最終作。ひとつくらいは、90年代のJ-POPを入れたかった。爽やかなメロディとしなやかな歌唱が心地よい。比類なき名盤という訳ではないけど、当時のBeing系アーティストがいかに優れた曲を書いていたのかがよくわかる好例のひとつ。当時の彼女たちは22歳くらいだが、ちゃんと作詞作曲もこなす、れっきとしたミュージシャンだったことを記憶しておきたい。
Unofficial "煌めく瞬間に捕われて"


Peter Gabriel
So (1986)

元GENESISの被り物大魔王、「ピーガブ」ことピーター・ガブリエルの5th。芸術性と大衆性を高度な次元で融合させ、商業的にも大成功を収めるという離れ技に成功した稀有な例。ワールド・ミュージックを自家薬籠中に納めた、彼ならではのアレンジワークが本作の奥行きをさらに深めている。ケイト・ブッシュとのデュエット曲が、あまりに美しい。

Official MV "Red Rain" "Sledgehammer" "Don't Give Up"


PINK FLOYD
The Division Bell (1994)

ロック界最大の怪物、PINK FLOYDの14th。前作からバンドというよりデイヴィッド・ギルモア・プロジェクトといった布陣ではあるものの、往年のプログレッシヴな作風を同時代的な音像にうまく接合している。人類史を俯瞰するかの如き雄大なスケール感がありながらも、圧迫感を感じさせないのがギルモア・フロイドの特色かもしれない。空のように広く美しいサウンド。
Official MV "High Hopes" ←ロック史上もっとも芸術的なビデオ


QUEEN
Innuendo (1991)

言わずと知れたQUEENの、実質的最終作。本作のフレディ・マーキュリーの歌声を聴くと、そのあまりの力強さに圧倒される。これが死を目前に見据えた者の歌声なのか、と…。それまでの雑多な音楽性を総覧した、文字通り命がけの集大成的作品なのに、いつも通りのユーモアと軽やかさがある。これぞQUEEN、これがQUEEN、という傑作。

MV "Innuendo" "I'm Going Slightly Mad" "The Show Must Go On"


RADIOHEAD
OK Computer (1997)

英国のRADIOHEADが、UKロックの枠から大きく逸脱した3rd。繊細な歌唱を軸にしつつ、より実験的で内省的な作風に転向した。絶望的な曲から穏やかな明るさのある曲に至るまで、あらゆるメロディが美しい。厭世的な虚無感に支配されているかのようでいて、どこか希望の光が差してもいるのは、当時の彼らなりの抵抗だったのか、それとも?

Official MV "Paranoid Android" "Karma Police" "No Surprises"


RED HOT CHILI PEPPERS
By The Way (2002)

米国産ミクスチャーの王者、RED HOT CHILI PEPPERSの8th。前作より復帰したジョン・フルシアンテ色がさらに強まり、よりメロディアスな作風になった。個人的には、発表当時に行っていたスペインの記憶と分かち難く結びついている作品。センチメンタルとエモーショナルを行き来するヴォーカルはアンソニーならでは。レッチリ随一の「歌もの」作。

Official MV "By The Way" "Universally Speaking"


Rouse Garden
そこにあるひかり (2011)

彼らについては、すでに何度か書いている。このアルバムについては発表当初のブログを、また、B!誌の前田氏のライブ評の引用についてはこのブログを、それぞれ読んでほしい。これはミニアルバムにすぎないのだけど、あまりに思い入れのある1枚。もちろん、内容も素晴らしい。ただ、ライブの方がはるかに素晴らしい。未だにどこからも認知されていないのが、ただただ歯痒い。このライブ映像の2~4曲目が本作収録曲。



TEDESCHI TRUCKS BAND
Revelator (2011)

デレク・トラックスが奥方のスーザン・テデスキと結成した11人組バンド、TEDESCHI TRUCKS BANDの1st。基本はサザン・ロックなのだけど、濃厚なブルーズ臭を脱臭しつつ、コマーシャルになりすぎないアレンジと曲作りが絶妙。スーザンの歌唱もデレクのスライド・ギターも力強く雄弁で美しく、そして優しい。成熟したロックの到達点のひとつ。R&Bテイストの強くなった2ndもいい。
Official MV "Midnight In Harlem (live)"


Tim Christensen
Honeyburst (2003)

DIZZY MIZZ LIZZY解散後、ソロに転向したティム・クリステンセンの2ndソロ。やや内省的な作風だった1stよりもあたたかみが増し、メランコリックながらもハートウォーミングなメロディに溢れた一作となっている。60~70年代への憧憬がうかがえるアートワーク、楽曲、音作りのいずれもシンプルで素朴だけど、それも彼の才能あってこそ。日向でのんびり聴きたい。
MV "Jump The Gun" "Whispering At The Top Of My Lungs"


VITAMIN-Q featuring ANZA
Vitamin-Q (2008)

加藤和彦、小原礼、土屋昌巳、屋敷豪太が結成したバンドにANZAが合流。かくしてVITAMIN-Q featuring ANZAの唯一作が誕生した。面子のレベルの高さは日本ロック史上屈指だろう。70年代英国をコンセプトに曲作りを行ったと言う通り、カラフルでポップな曲がズラリと並ぶ。ライブも個人的に五指に入る素晴らしさだった。これもまた、わが最愛の1枚。加藤氏に黙祷を…。
Official MV "The Queen Of Cool" "スゥキスキスゥ"


鬼束ちひろ
Sugar High (2002)

異能のシンガーソングライター、鬼束ちひろの3rd。情念の発露としての歌唱、その強度がピークに達した最高傑作。慈しみに満ちた歌声のたおやかさ、狂気を滲ませた歌声の迫力、哀しみと虚無が背中合わせになった歌声の悲痛さ、そのすべてが言葉を失うほどの鬼気迫る説得力を持っている。これはポップスと言うより、「祈り」に近い「なにか」なのかもしれない。
Unofficial "Tiger in my love (live)"


坂本真綾
Lucy (2001)

俳優、声優、歌手と多彩な活動をつづける坂本真綾の3rd。菅野よう子が全曲、作曲とアレンジを手掛けている。楽曲の質の高さは、同時代のポップスにおいて群を抜いていると思う。歌われる等身大の女性(少女も含む)の姿が世俗の垢にまみれていないのは、彼女の歌声が透明で癖のないものだからだろう。前向きなだけでなく、どこか屈託した蔭りがあるところもいい。



坂本龍一
BTTB (1998)

ご存知「教授」こと坂本龍一の(たぶん)14th。全編ピアノかプリペアド・ピアノによって演奏された、サティやラヴェルを思わせる静謐な作品。ロック、ジャズ、クラシックを含め、わたしがもっとも聴いたインスト作が本作。クラシカルでいて実験的でもあり、かつ大衆性も(少し)留めるという綱渡り的なセンスは、教授ならでは。ラストに収められたYMO"Tong Poo"ピアノ版がかっこよすぎて、一時期こればかり聴いていた。
Unofficial "tong poo (live on TV show)"


夢中夢
イリヤ -ilya- (2008)

国産エクスペリメンタル・バンド、夢中夢の2nd。クラシカルな歌唱とブラックメタル的な暴虐性を軸に、高度な前衛性を聖性にまで高めた稀代の作品。この幅広い音楽性は、あらゆる「ポスト~」と呼ばれるサブジャンルと通底するであろう。しかし、ミクスチャーのごった煮感は皆無。知的に統御されつつ野性(いや、夢か?)を解放する手腕は空前絶後。"祈り"の強烈さには、聴くたびに震撼せざるを得ない。
Official MV "眼は神" 自作解説はこちら


森重樹一(juichi morishige with EXILES)
Heart Of Gold (1997)

ZIGGYの声、森重樹一の2ndソロ。メロディアスなロックという点では、本作がベストだろう。(他の作品も、それぞれ持ち味のある傑作揃いなのだが) キャッチーでフックのあるメロディが、独特の語彙とリズム感をもった歌詞でもって歌われる「森重節」が堪能できる。また、"Sad..."には深甚なる衝撃を受けた。自分が書いたとしか思えない歌詞だったのだ。聴くたびに冷静でいられなくなるのは、この先もこの曲だけだろう。
Unofficial "Till The End"


original sound track(菊田裕樹)
聖剣伝説2 Original Sound Version (1995)

1993年に発表されたSFCソフト、『聖剣伝説2』のサントラ。(サントラのリリースは1995年) 作曲者は菊田裕樹。ゲームのBGMを「音楽」として認識した、最初の作品がこれ。ワールド・ミュージックやプログレの素養の多くを、わたしはゲーム音楽に負っている。他にも「ドラクエ」「FF」『MOTHER2』『クロノ・トリガー』『ゼノギアス』なども候補だった。小曲集ではあるけど、ゲームを知らずとも楽しめるほどいい曲が揃った「聴くファンタジー」である。
Unofficial "天使の怖れ" "少年は荒野をめざす"



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まあ、こんな感じです。

80年代3枚、90年代10枚、00年代14枚、10年代3枚。
イギリス10枚、アメリカ8枚、日本10枚、カナダ1枚、デンマーク1枚。
とくにバランスを考えたわけではないけど、案外とれてましたね。

何枚か「最愛のアルバム」が出てきましたけど、嘘偽りございません。
なにか発見なり出会いなりがあったでしょうか。あってほしいなと願ってやみません。


それにしても、「非メタル」ということで、えらい幅が出てしまいました。予想以上に国内アーティストが多くてわれながら驚いたり、自分はこんなにパワー・ポップ/ハード・ポップ系が好きだったのかと思い知ったりしました。

ただ、30枚はあまりに少ない。(しかし、書くには多すぎる)

仕方ないので、決定項以外は自ら「~枠」を設置して、そこで落としたり当選させたり。
たとえば「芸術ポップス枠」でピーガブ当選、ケイト・ブッシュスティングは落選、みたいな。

あと、Morrie土屋昌巳は泣く泣くカット。ベスト盤くらいしか聴いたことないので。そもそも、個別のソロアルバムがすべて廃盤なんですよね。これは由々しき事態。なんとかしていただきたいものです…。

あ、そうだ。BOWES & MORLEYとティム・クリステンセンは「メタル編」であげるつもりだったんですけど、よくよく考えてみると音楽自体はハードロックとは言えないので、こちらに移住。少し反則っぽいけど、まあ許して下さい。


さて、次回はメインのメタル編となります。
YouTubeで公式ビデオを探すのがかなり大変なのだと思い知ったので、次回はリンクなしで。

総評的なことは、次回にまわしましょう。


6 件のコメント:

  1. 30枚多彩だなぁ。
    ピーターガブリエル、フロイド、クイーンのアルバム
    は僕も入れたいと思ってました。
    未だに絞りきれません。。

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    1. 多彩というか、「何でもあり」すぎましたねこれは(笑)
      最初はPINK FLOYDもQUEENもあげるの忘れてたんですよ。
      なんと言うか、存在が大きすぎて気づかなかったのです。
      ここはやっぱり外せないよなぁ、と。

      とはいえ、外したのが何十枚もあるわけで…。
      もっと焦点を絞って10枚とか、そうゆうのをいつか書いてみたいものです。

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  2. 鋼鉄武装 (裏)2014/09/20 6:32:00

    お早うございます!何でもありって?(笑)これだけ多彩に語れるだけ 大したものでっせ~♪
    Queenは2ndとこのラストの2枚は大好きです!
    しかし 絞るのも大変でしたでしょう❓

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    1. 武装さん、早い時間にコメント、ありがとうございますm(_ _)m

      確かに、最後の5枚くらいはかなり迷いましたね~。
      強引に「YMO枠」を設定してユキヒロさんと晴臣氏を落としたり(笑)、
      「ポストロック枠」を作るも「誰も聴かないかな?」と削ったり(笑)

      それでも、色々聴き返したら新たな発見があって、楽しかったですね。

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  3. 夢中夢読んだよ。
    何故か当時はピンときてなかった記憶があります。
    最近思い出したように聴いたら凄く良かったんだ。

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    1. かなり前衛的なことやってますからねー。
      2008年の時点では「早すぎた」のでしょう。(いまでもそうかも)

      久々に聴き返してみたらとても気に入った、というのはけっこうありますよね。
      なにを勘違いしていたんだと思うことさえありますし。

      夢中夢は毎日聴くような音楽ではないけど、一生聴いていくと思います。

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